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浴衣の絵柄が色がにじみ出てきた!なんてことはありませんか?

このページでは浴衣の色柄のにじみや色落ちについて紹介します。


博士~!
今年買ったお気に入りの浴衣なんだけど、洗濯したら柄から色がにじみ出てきちゃったんだけど! 浴衣の色がにじんだ
あちゃー。 もちろん商品による違いもあるんじゃが、実は「浴衣」はTシャツやポロシャツなどと違い、色落ちし易い条件が揃ってるんじゃ。 条件とは①染色方法②デザイン③着用シーンの3項目が挙げられるんじゃ。
そうなんだ!染色方法はどう違うの?
例えば無地のTシャツやポロシャツの染色方法は概ね「浸染(しんせん)」という方法が用いられるが、浴衣は「捺染(なっせん)」という方法が用いられるケースが多いんじゃ。 「浸染」とは、染めたい製品を染料を溶かした液体の中に浸して染める方法で、「捺染(プリント)」とは簡単に言えば、染料や顔料を混ぜた色糊を用いて型紙の上から直接布生地に染めて色柄を表現する方法じゃ。
浴衣は様々な模様が特徴的だから、その模様を表現する為に「捺染」が用いられるのね。けど、なんで「捺染」だと色落ちし易いの?
まず「浸染」は色を均一かつ繊維の奥まで時間をかけてしっかり染め上げる為、安定して比較的色落ちし難い仕上がりが実現出来るのじゃ。 一方、「捺染」は「浸染」と比較すると工程上染める時間が短時間である為、色の定着が弱く、色落ちし易いんじゃ。だから、メーカーの「ものづくり」への考え方の違いによって、色止め剤などで色落ちを防ぐ加工を施したりする事もあるが、それでも絶対に色落ちを防ぐことは難しいのが現状じゃ。
そうなのね。メーカーも試行錯誤はしているのね。 じゃあ、デザインの違いはどういう事?
浴衣は洋服と比べると、淡色と濃色の組み合わせだったり、白地に柄物の組み合わせなど、色やデザインの表現が注目されやすく、色落ちすると単純に目立ち易いからなんじゃ。 ただ、浴衣以外に手ぬぐいなんかもそうじゃが、色落ちやにじみはどうしても起き易く、洗濯する限りどうしても起こりえることとして受け入れる考え方も必要じゃ。
なるほど。確かに「手ぬぐい」はハンカチに比べると色落ちし易い気がするけど、その色落ち具合がまた良い味を醸し出してるのよね。最後の、着用シーンの違いはどういう事なの?
浴衣は夏の汗をかく時期に着る場面が多く、例えば帯を締めてる箇所は特に汗の影響を受けて色が落ち易くなってしまうんじゃ。
なるほど。浴衣は夏に着るから必然的に汗の影響を受けやすいってことね。
そうじゃ。このように浴衣はどうしても、洗濯やクリーニングはもちろん水の影響を受けて色が落ちるのはある程度やむを得ないことは理解しておくと良いぞ。